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中学・高校時代の起立性調節障害や大学時代のうつ病を乗り越えて漫画家に。自分の経験からしか描けないマンガをめざして。

中学・高校時代の起立性調節障害や大学時代のうつ病を乗り越えて漫画家に。自分の経験からしか描けないマンガをめざして。

NHK学園卒業生で漫画家として活動している月本千景さん。起立性調節障害の発症と重い症状と付き合いながらの学校生活、そして漫画家を目指しての活動を描いた『学校に行けなかった中学生が漫画家になるまで』が2021年に中央公論新社から発売されました。起立性調節障害の症状やご本人の感じ方、思いなどがかかれた作品は、同じ病気に苦しむ中高生やその周囲の方から大きく支持されています。
月本さんにお話をうかがいまし

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一橋大生がNHK学園3年次生のために一橋大学キャンパスツアー&講義体験を企画してくれました。

一橋大生がNHK学園3年次生のために一橋大学キャンパスツアー&講義体験を企画してくれました。

6月15日に登校コース3年次の生徒たちが一橋大学を訪問しました。午前中は大学内を学生の皆さんに案内していただき、キャンパス内のカフェテリアでのお昼を挟んで、午後には、一橋大学の教授の講義を受けるという企画です。

昨年秋に、登校コースの1年次生が「地域自慢」をテーマにした「総合的な探究の時間」の学習の一環で、東京本校近辺を訪問し、インタビューした内容をまとめる活動を行いました。その際、インタビュー

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「コロナ時代を生き抜くチカラ~思春期の『自立』と『自律』を考える~」尾木ママ講演会@大阪夕陽丘学園協力校

「コロナ時代を生き抜くチカラ~思春期の『自立』と『自律』を考える~」尾木ママ講演会@大阪夕陽丘学園協力校

3年越しの講演会!2022年12月、大阪夕陽丘学園高等学校(大阪市天王寺区)でNHK学園高等学校主催、大阪夕陽丘学園高等学校共催による尾木直樹さんの講演会を開催しました。<尾木ママ>のニックネームでおなじみの、尾木直樹さんはNHK学園のアドバイザーとしてNHK学園の教育にもご協力くださっています。

会場となった大阪夕陽丘学園高等学校はNHK学園高等学校の協力校です。スクーリングの会場として、現在

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「よりみちカフェ」活動報告会を開催しました

「よりみちカフェ」活動報告会を開催しました

NHK学園東京本校では、2022年5月から「よりみちカフェ」を開催してきました。生徒の居場所、ホッとできる場所として気軽に立ち寄ってくれたらいいな、という思いのもと、主に本校の図書館で開催してきました。
月4回のペースで開催してきた「よりみちカフェ」の取り組みについての活動報告会を12月14日にNHK学園東京本校で開催しました。

よりみちカフェ報告報告会では、NHK学園でよりみちカフェを担当して

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【NHK学園創立60周年記念】高校生向け「心をつかむ話し方」講座を開催しました

【NHK学園創立60周年記念】高校生向け「心をつかむ話し方」講座を開催しました

NHK学園は今年10月で創立60周年を迎えました!今月はこれを記念して、NHK学園オープンスクール(一般の方向けに開講している趣味の講座)のラインナップから高校生向けの体験講座を開講しています。
10月6日は、元NHKキャスターの村松真貴子さんを講師に迎えての話し方教室が開かれました。
これから進学や就職のための面接、そしてアルバイトのための面接など、社会を広げていくにあたって、初対面の人と話をす

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未来に向けての学びの時間。誰かが解決してくれるのを待つのではなく、自らがアクションを起こすことの大切さを学びました。

未来に向けての学びの時間。誰かが解決してくれるのを待つのではなく、自らがアクションを起こすことの大切さを学びました。

今週の登校コースは、特別日程。1年次は週末開催の運動会にむけて練習、2年次は遠足や運動会準備、そして3年次は未来に向けての学びの時間です。

6月1日(月)は、恵泉女子大学国際社会学科の高橋清貴教授と英語コミュニケーション学科の桃井和馬教授、そして学生3名の方にいらしていただいて、SDGs講座を開催しました。

まずは、持続可能な17の開発目標の内容を確認する高橋先生のお話です。
例えば、「ジェン

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保護者のみなさんに、子どもたちのこころとからだについて正しい知識を得る機会や保護者同士で悩みや喜び、安心を共有してもらう機会を提供したい。

保護者のみなさんに、子どもたちのこころとからだについて正しい知識を得る機会や保護者同士で悩みや喜び、安心を共有してもらう機会を提供したい。

NHK学園東京本校では、「1年生保護者懇談会」として、教育相談室から保護者に向けたミニ講演会を開き、その後に保護者同士でお話をすることで悩みや経験を共有する場を設けています。
高校生にもなると、学校や勉強のことをなかなか話してくれなくなり、保護者の方は心配も多いものです。学年を超えて同じ心配や悩みを持つ保護者同士で話をする場を持つことで、「うちの子だけではないんだ」「2年経ったら子どもの成長ととも

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令和2年度卒業生の答辞をご紹介します。

令和2年度卒業生の答辞をご紹介します。

3月27日(土)、令和2年度のNHK学園高等学校東京本校の卒業式が行われました。東京本校のスタンダードコース、ライフデザインコース、登校コース合同での卒業式です。式は卒業生のみの参加による2部制とし、一度に集まる人数を制限しての実施となりました。

NHK学園のある東京都国立市は、国立駅から一橋大学の前を通り南へのびる「大学通り」の桜並木で有名です。当日は穏やかに晴れて、桜も満開!花も卒業生の門出

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通信制高校は初めての新任教員がNHK学園の生徒たちの様子や感じたことを聞かせてくれたら、そのウェルビーイングな学校生活が見えてきた

通信制高校は初めての新任教員がNHK学園の生徒たちの様子や感じたことを聞かせてくれたら、そのウェルビーイングな学校生活が見えてきた

2020年4月からNHK学園で保健体育科の非常勤講師を務めている速水舞先生。北欧へ留学予定でしたが、コロナウィルスの感染拡大により延期となり、大学院に籍を置きながらNHK学園で指導することになりました。
通信制高校は何から何まで初めての速水先生のフレッシュな目で見たNHK学園高等学校の生徒の様子やそこから感じたことを聞かせてもらいました。

※速水先生は現在、スウェーデンのヨテボリ大学教育学部、人

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労働の対価はウェルビーイングでした

労働の対価はウェルビーイングでした

チーム「うぇる・び」のnote担当、河合良樹です。
NHK学園では、生徒一人ひとりの「その人らしさ」を育むことを大切にする教育をしています。
これは、NHK学園の自慢の一つではあるのですが、なかなか具体的なイメージを共有していただきづらいところです。今回は、8月と9月に実施した「学内就労体験」についてお話します。

「学内」だからこその安心感「職場体験をすることでウェルビーイングを高められるのでは

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学校生活の中で出逢うウェルビーイングな瞬間

学校生活の中で出逢うウェルビーイングな瞬間

チーム「うぇる・び」のnote担当、河合良樹です。
NHK学園では、生徒一人ひとりの「その人らしさ」を育むことを大切にする教育をしています。
これは、NHK学園の自慢の一つではあるのですが、なかなか具体的なイメージを共有していただきづらいとこころです。今回は、NHK学園のあちこちで見られる、この「N学的ウェルビーイング」の実例を紹介していきます。

挨拶が「世界」を広げる
「学校生活の中で出会うウ

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well-beingって何ですか

well-beingって何ですか

 チーム「うぇる・び」のnote担当、河合良樹です。私は、地理Bの科目担当と毎週水・木・金曜日の週3日登校する登校コースの2年生23名のクラス担任をしています。
 「その人らしさを育むこと」を大切にするNHK学園高等学校において、これまでのウェルビーイング教育をさらに高めていくための研究中です。そもそもウェルビーイングとは何だろうか。私も、このデザイン・ラボに関わるまでは、馴染みのない言葉でした。

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