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一橋大生がNHK学園3年次生のために一橋大学キャンパスツアー&講義体験を企画してくれました。

6月15日に登校コース3年次の生徒たちが一橋大学を訪問しました。午前中は大学内を学生の皆さんに案内していただき、キャンパス内のカフェテリアでのお昼を挟んで、午後には、一橋大学の教授の講義を受けるという企画です。

昨年秋に、登校コースの1年次生が「地域自慢」をテーマにした「総合的な探究の時間」の学習の一環で、東京本校近辺を訪問し、インタビューした内容をまとめる活動を行いました。その際、インタビューする内容を決めたり、訪問をする際に関わってくれた一橋大学の学生のみなさんが今回の企画の発案者。進路を真剣に考える時期にある3年次生に一橋大学に来てもらって、大学について知ってもらう機会になれば、と提案してくれた企画です!今回も午前中のキャンパスツアーの案内は学生のみなさんが担当してくれました。まずは、東西に分かれたキャンパス内を見学。ステンドグラスの内装が美しい図書館は荘厳とした雰囲気です。緑豊かなキャンパスは講義中は人影もまばら。講義が終わって混み始める前に、カフェテリアで各自好きなメニューを注文してお昼をいただきました。豊富なメニューに迷いに迷う生徒たち。大学生気分を味わいます。

楽しみにしていた大学内でのランチへ、いざ!


午後は、社会学部の中田康彦教授による講義です。この講義も、一橋生が1年生の時に受けた講義で、この内容なら高校生も興味を持ちやすいのではないか、と考えて、教授に相談をしてくれた結果、実現しました。

近年試みの増えている民営図書館。具体的な取り組みを紹介していただきました。そして、そこに横たわる課題には、官民連携(行政学)、予算の確保(財政学)、顧客価値(経営学)、公正・平等(倫理学)…とさまざまな学問分野にまたがったテーマがあるというお話、大学における学びとは、複合的であるとお話いただきました。
最後に、中田教授から大学の学びとは「自分で学ぶ内容を選び、問いを作り、自分で調べ、自分で考える」もの。問いの基本は「Why?」である、というお話がありました。このお話は多くの生徒の心に残ったようです。
講義は、スマホ上で質問を共有しながら進める形式で進められ、講義後は、中田教授が時間の許す限り、生徒から寄せられた質問に答えてくださいました。


生徒からは、さまざまな感想が寄せられました。

・図書館には各学問の図書が豊富にあり、自身が抱えている疑問を解決する手助けになると感じた。
・高校の授業とは視点が全く違った。学びに対して関心が高まった。
・教育学に特に興味を持っていたが、教育行政や社会教育について知ったのは初めてで、すごく楽しい授業だった。
・Why?がたくさんあったので、帰ったら調べてみたい。興味・関心が広がった。

一橋大学の学生のみなさん、そして中田教授、本当にありがとうございました!

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