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NHK学園創立60周年記念「ハープが奏でるクラシックの調べ~NHK交響楽団員による演奏とトークinくにたち」開催!
NHK学園創立60周年記念企画「ハープが奏でるクラシックの調べ~NHK交響楽団員による演奏とトークinくにたち」を10月10日にくにたち市民芸術小ホールで開催しました。
NHK交響楽団からハープ奏者の早川りさこさん、フルート&ピッコロ奏者の中村淳二さん、そしてチェロ奏者の中実穂さんのお三方をお招きしての演奏会は国立市教育委員会との共催です。会場には、NHK学園高等学校の生徒・保護者、NHK学園同窓会の方々、そして、国立市にお住まいやお勤めのみなさんにもお集りいただきました。日本全国で学ぶNHK学園高等学校の生徒にもライブ配信を行い、オンラインを通じて一緒に演奏会を楽しみました。
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早川さんを中心に、ハープ、そして音楽にまつわるお話を交えながら、デュオやトリオでの演奏を聴かせていただきました。
ハープ奏者でもあるベルナール・アンドレの「聖堂の入り口」は、ハープとフルートによる演目。ハープのさまざまな奏法や音叉を弦に掛けて演奏したり、空洞部分につながる穴に鉛筆を差し込んでガタガタ鳴らす特殊奏法がたくさん登場します。一方のフルートもグリッサンドという楽器の頭の部分のみを使い、小指を入れることで音の変化を出す奏法が出てくるなど、大変面白くドラマティックな曲です。早川さんの解説を聞いてからの演奏に、会場のみなさん食い入るように聴きいっていました。
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早川さんにはハープの歴史や構造についても解説していただきました。
ハープの歴史は紀元前3000年にまで遡り、その原型は狩猟に用いる弓であったという話。現代のハープは47本の弦があり重さ40Kg程度。足元にある7つのペダルで半音の上げ下げを行うように変化してきたこと、など楽器の構造に関するお話をうかがいました。
優雅に見えるハープですが、シャープやフラットがかかるたびにペダルを使って音を変えるという手足ともに忙しい楽器だったのですね!
演奏会のあとには、観客の皆さんを代表して、お三方にNHK学園高等学校の生徒からお礼のことばと花束を差し上げました。「普段はクラシックを聴く機会がないけれど、これを機に親しんでいきたい」と、演奏会をとても楽しんだ様子でした。
すばらしい演奏と楽しいお話、高校生も含めた幅広い観客に向けた工夫を凝らした演目と構成、本当にありがとうございました。
東京本校の地元として深い絆のある国立市のみなさまとNHK学園の生徒・保護者や同窓生が一同に会しての記念すべき1日となりました。